【グループ会社レポート】丹精込めて育てたウナギたちの卒業〜「池上げ」密着レポート!〜(後編)

2026/10/02 農業・養殖事業

みなさん、こんにちは!

前編の「池入れ・分養編」に続き、今回は株式会社ノグチの養鰻事業における集大成、「池上げ(いけあげ)」の様子をお届けいたします!

【池上げ(いけあげ)とは?】
「分養」によって成長段階ごとに大切に育てられてきたウナギたちが、出荷に適した立派な大きさに成長し、いよいよ全国の出荷先へと旅立っていく収穫・出荷プロセスのことです。

ウナギ業界において一年で最も活気にあふれるのが、夏の「土用の丑の日」です。
今年(2026年)の丑の日は7月26日。全国の皆様がおいしいウナギを楽しみに待つこの最盛期に合わせて、ノグチでは1月に池入れしたシラスウナギ(稚魚)が、スタッフの愛情と手厚い管理のもと、約250gのたくましく上質なウナギへと成長を遂げました。

ノグチにとって「池上げ」は、まるで手塩にかけて育ててきた子供たちの“卒業式”のような特別な時間です。今回は、その迫力あふれる現場の模様に密着しました!

■ 365日24時間、惜しみない情熱を注ぎ続けた約6ヶ月間

ウナギの飼育には一切の妥協が許されません。1月の池入れ以来、スタッフは365日24時間体制でエサやりを行い、どんな天候の日でも養鰻池の水質や水温、ウナギの健康状態を片時も絶やさず確認・管理し続けてきました。

そして迎えた7月の「池上げ」当日。
今回の池上げでは、たった半年で大きく見事なウナギを池上げすることができました!

長年培われたノグチのシステムと職人技により、これまで池で健やかに育ってきたウナギたちは綺麗な水で丁寧に洗浄され、出荷先の細かなニーズに合わせて厳密に選別されます。そして、最高の鮮度を保った「活鰻(かつまん:生きたウナギ)」の状態で、全国へと送り出されていきます。

■ ダイナミックかつ繊細!「池上げ」の工程

1.秘密のルートで「池上げ用池」へ集結
これまで育ってきた広大な池の水を抜くと、ウナギたちは水流に乗り、池底に配されたルートを通って「池上げ用の池」へとスムーズに移動します。移動途中で迷子が出ないよう、しっかりと仕分け網を張り巡らせて安全に誘導します。

2.池上げ専用池へ集約したうなぎを適正サイズ毎に仕分け!
一定の網目を持った選別網を使い、適正サイズへと成長したウナギたちを一気に集めます。すくい上げられたウナギたちは、手際よく専用の「養鰻篭」へと小分けにされていきます。

【うなぎの池上げ】

3. 綺麗な水で丁寧に洗浄
集められたうなぎは養鰻篭に移され、たっぷりと水をかけ流し洗浄します。最高の状態で出荷を待つ、生命力に満ちたウナギたちが美しく輝きます。

4. 熟練の技が光る!究極の「選別」作業
出荷先からは、「〇〇g前後のサイズを〇〇kgほしい」といったご注文が寄せられます。その期待にしっかりと応えるため、出荷時には手作業でサイズを見極めていきます。

ここで真価を発揮するのが、古くからノグチを支え続ける「職人」の目利きと感触です。皆さんは「もう手がサイズを覚えているんだよ」と語る。ウナギに触れ、それぞれの大きさを正確に計る技は、まさにノグチが長年積み重ねてきた歴史と誇りの象徴です。

■ 結び——日本中の食卓へ、おいしさと笑顔を届けるために 

今回の池上げには、ノグチの社員をはじめ、プロトグループの「美浜アクアファーム」から研修・サポートに駆けつけたメンバー、そして長年ノグチの品質を支え続けるレジェンド職人が一丸となって作業に臨みました。

創業から受け継がれてきた伝統の技術と、プロトグループとしての新たな情熱。

そのすべてが詰まったウナギたちは今、日本全国のウナギ専門店やご家庭の食卓へと旅立っています。一口食べた瞬間に広がる豊かな味わいと感動が、皆様のもとへ届くことを心より信じております。

プロトグループはこれからも、味へのこだわりはもちろん、食料自給率の向上、地域経済の活性化にも貢献していきます。今後の取り組みにも、ぜひご期待ください!

👉ぜひ前編もご覧ください
https://www.proto-g.co.jp/news/8480/