IR・投資家情報
株式会社プロトコーポレーション(本社:名古屋市中区、社長:横山博一)は、平成15年1月10日付で、東京地方裁判所において、訴訟を提起されましたので、下記のとおりお知らせいたします。
1.訴訟が提起された年月日
平成15年1月10日
2.訴訟が提起されるに至った経緯
当社が昨年8月に創刊した「VeeSchool東海版」が、株式会社リクルートの発行する 「ケイコとマナブ東海版」の編集レイアウトを模倣し、その中には単に似ているというレベルを超えて、編集著作権を侵害する内容のものがあるとし、東京地方裁判所に訴訟が提起されたものです。これは、現在係争中の「著作権に基づく差止請求・廃棄請求の仮処分申立て」の本訴にあたります。
事件番号:平成15年(ワ)第285号
3.訴訟提起の内容
(1)訴訟を提起した者の名称、住所及び代表者の氏名
名称 株式会社リクルート
住所 東京都中央区銀座8-4-17
代表者の氏名 代表取締役社長 河野栄子
(2)訴訟提起の内容
著作権侵害差止等請求
(3)損害賠償請求額
13,800,000円
4.今後の見通し
今回争点となっているのは、情報誌における編集レイアウトであります。
「ケイコとマナブ」と「VeeSchool」の編集レイアウトには、各種スクールの広告情報誌という同一の利用目的のために互いに最善のレイアウトを追及した必然的な結果として、ある程度の類似が生じているだけであり、模倣したわけではありません
しかし、それよりも重要な点は、株式会社リクルートが権利を主張する記事の配列方法、インデックス、アイコン、スクール情報の配列方法といった編集レイアウトは、単なるアイデアであって著作権の保護の対象ではないということであります。(なお、リクルート社は工業所有権の出願は行っておりません。)広告や記事などの素材から離れたレイアウト自体が著作権によって保護されないという点は、過去の判例上明白であります。
当社といたしましては、過日の「著作権に基づく差止請求・廃棄請求の仮処分申立て」および今回の「著作権侵害差止等請求訴訟提起」に対し、編集著作権の侵害の事実が無い事を、今後の手続きの中で主張・立証していく所存であります。
なお、経営成績に及ぼす影響につきましては、現在のところその影響は軽微なものと考えております。